ゴッホが芸術家として生きた期間は1880年から1890年のわずか10年間でした。
この短い期間にゴッホはデザインを約1100点、油絵を約900点制作しました。
パリでは新印象派の影響を受け、色彩による表現を行いました。
しかしパリでの生活に疲れ、1888年もっと色彩の豊かな明るい場所に行くと決め、南仏プロバンスのアルルに移ります。
ゴッホがアルルに到着した初春はまだ雪が残っていましたが、それでもアーモンドの花が咲いていました。
ゴッホは次々と花咲く果樹の絵を制作しています。
ゴッホ「ひまわり」
「大きなひまわりの花の絵を描いているとき、ぼくはマルセイユの人たちが好物のブイヤベースをがつがつ食べるみたいに夢中なんだ。
でも僕が夢中だってことには、君は格別に驚きはいないだろう。」
ゴッホからテオに宛てた手紙
『フィンセント・ファン・ゴッホ その生涯、作品そして仲間たち』
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